社名 | 有限会社 山口金属塗装 |
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所在地 |
〒340-0002 埼玉県草加市青柳1-5-49 |
代表者 | 代表取締役 山口 修代 |
資本金 | 1,150万円 |
開業 | 昭和41年(1966年)6月 |
法人設立 | 昭和44年(1969年)6月 |
事業内容 | 粉体焼付け塗装 その他塗装に関する業務 |
取引銀行 | 東京東信用金庫 草加支店 |
昭和41年6月 | 創設者 山口博之が東京都足立区梅島に開業 |
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昭和42年6月 | 東京都葛飾区四ツ木に移転 |
昭和44年6月 | (有)四ツ木金属工業法人設立 |
昭和45年6月 | 東京都足立区弘道に移転 |
昭和47年6月 | 埼玉県草加市青柳町に移転 (有)山口金属塗装に社名変更 |
昭和56年4月 | 埼玉県草加市青柳の草加市工業団地協同組合に移転(第一工場) |
平成元年11月 | 同工業団地内に粉体塗装工場竣工(第二工場) |
平成11年9月 | 第二工場を粉体塗装専用ラインに改造 |
平成18年5月 | 埼玉県草加市青柳1-5-49(第二工場)に本社移転 |
平成20年8月 | 第一工場(溶剤工場)閉鎖 |
平成20年10月 | ISO14001 認証取得 |
平成24年9月 | 山口 博之 取締役会長 就任 山口 修代 代表取締役 就任 |
平成27年9月 | 創業50周年を迎える |
平成29年10月 | ISO14001:2015,JIS Q 14001:2015 認証取得 |
日々お客様が塗装前の製品を当社にお持ちくださいます。製品の受け入れは主にフォークリフトを使って荷物を下します。フォークリフトの免許を持っている当社のスタッフがお客様の製品を大切に扱い、良品を届ける為に先ずは受け入れた製品を確認し問題が無いことを確かめます。
本日の工程に沿って順に製品をコンベアラインに掛けて行きます。コンベアラインに製品を掛けるから「カケ」と呼んでいます。フォークリフトでお客様からお預かりした製品をカケの場所へ持ち込みます。作業スタッフが製品に適したコンベアラインに吊るす治具を選定し、製品をコンベアにと順次掛けて行きます。
コンベアラインに製品を掛けた後に自動で前処理工程へと運ばれて行きます。前処理とは製品に付着している加工油や汚れを脱脂液で洗浄し、表面調整液と言う次のリン酸亜鉛皮膜処理の性能を向上させる調整液を吹き付け、塗装には欠かせないリン酸亜鉛皮膜処理を形成し、洗浄までを自動で行う装置です。
自動の前処理工程から出てきた製品は次の水切り乾燥炉へと運ばれます。この乾燥炉に入る前に、製品に溜まっている水や油を落とす必要があります。部品同士が重なり合う部分には加工油が残っている事もあるので、丁寧にエアーブローを行います。コンベアスピードに負けないように一生懸命にスタッフが作業します。
当社の塗料は粉体塗料と言い、粒が20ミクロンから30ミクロンと細かい粉を使用しています。専用の機器で自動塗装する機械や補正をするハンドガンを使い塗装をしています。コンベアスピードの調整や塗装機の電圧管理、塗膜の管理、焼付乾燥炉の温度管理など製品によって異なりますので、熟練が必要となります。
約200度前後の温度で塗料を製品に焼きつけます。燃料は都市ガスを使用し、熱風発生装置を使い大きな火力を生みだし乾燥炉内に熱を送り込みます。製品はゆっくりと温度を高め、だんだんと粉体塗料が溶け、均一的に金属の表面に塗膜を形成していきます。塗りすぎると垂れたり、薄いと色がはっきり出なかったり、ゴミが付着すると不良品になってしまいます。前処理工程の薬品の濃度管理や工場内の清掃は気が緩めません。
掛けの工程で流した順に焼付乾燥炉から出てきた製品をコンベアラインから下します。下すから「オロシ」と呼んでいます。下ろしたらすぐに様々な検査(外観検査・膜厚検査・色差計検査など)を行い専用のパレットへ梱包。製品によってはテーブルに仮置きして次工程の梱包工程へ運びます。この工程ではチームワークが大切で、コンベアスピードを落とさずに製品を下し、検査して次工程へと繋ぐにはお客様毎、製品毎の段取りが重要となりそこにはチームワークや他の工程スタッフとの連携が大切です。
毎日何百本と製品を梱包しています。長い製品、短い製品、細かい製品など様々でお客様が異なっても似た製品もあり間違えては大変です。入社して先ずはお客様毎の製品を覚えるには梱包工程が一番。次工程はお客様なので、書類のチェックや員数、現品票、事務スタッフとの連携などが欠かせません。
当社では自社で4tトラックを保有し、決まったお客様のみ配達を毎日行っています。お客様先では新たなご注文を頂き塗装前の製品をお預かりして持ち帰ります。今日は何を納品するのか、お預かりした製品の納期はいつかなど、お客様とのお打ち合わせや納期管理、ご要望を打ち合わせするのも仕事です。一番お客様とコミュニケーションが取れる営業的な役割です。
会社を運営する上で受注・納品・請求など各種伝票類はお金と一緒であり、要の部署の一つとも言えます。お客様からの製品受入れ(何が幾つ入ったのか)塗装(何を何色で幾つ塗装したか)出荷(製品毎の出荷数)伝票の作成、納期管理、工程管理のサポート、ISO、各種分析まで管理し把握をしている。現場とお客様を結ぶ大切なやくわり工程です。